柏×F東京

2004年9月19日 柏レイソル
あれは忘れもしない、去年のJ1最終節。
アマラオの退団試合となった柏×FC東京戦で、暴徒化した一部のFCサポがピッチに乱入。それまで日立台開催だったFC東京戦は、柏の葉へと追放された。

それから一年弱。
降格寸前の弱小チームと成り果てた我らが柏レイソルは、ホームにFC東京を迎えた。かつては金町ダービーと呼ばれ、どこか笑える雰囲気の漂う好カードだったのはもはや過去の話。
今回はとてつもなく殺伐とした空気がスタジアムを包んでいた。

ホームゴール裏からバックスタンドまでびっしりと張られた白い横断幕。
そこに書かれた文言は、乱入された恨みつらみ…ではなく、柏の選手たちに向けたメッセージ。ふがいない戦いを繰り返す彼らに吐きかけられた、コアサポたちの叫びだった。

叱咤激励?
否、罵詈雑言。

同じサポーターですら疑問を覚える、選手個人に向けた攻撃。
選手個人へのコールは無く、柏レイソルコールとレッツゴー柏をただひたすら歌いまくるいつもとは明らかに違う応援。

そんな異様なムードの中始まった試合は、1−1の引き分けで幕を閉じる。DFのミスを突かれてFCが先制するものの、敵将・原博実からも絶賛されるほどの闘志を見せたレイソルが終了間際に追いつく。
ここ数試合では見られなかったものが、確かに感じられた。
特にキャプテン明神。
団幕で名指しでこき下ろされた彼の思いが、自分が座っていたバックスタンドにも伝わってきた。

だが、試合を終えた選手たちは、メインスタンドとバックスタンドにだけ挨拶し、ゴール裏のサポーターを無視して引き上げてしまう。
これにはスタジアムにいた誰もが唖然とした。

この件については、柏サポも意見が分かれると思う。

「金払って見に来ている観客を無視するとは何たる事か」

「ケンカを売ったのはゴール裏の連中なんだから当然」

自分としては、どちらの言い分も理解できるためどちらかに肩入れするつもりは無い。
あんな団幕を張られる原因を作ったのは選手だし、子供のケンカ以下の低レベルな悪口を大衆の前で張り出したのはサポの方だ。

でも、この空気が長く続いて欲しくは無い。
何も言わないから、勝ってくれ。
サポがむかつくんだったら、結果で黙らせてやれ。それがプロってもんだろ。

木曜のジュビロ戦、日曜の千葉ダービー、必ず勝ち点3奪って来い。

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