鹿島アントラーズの中田浩二のマルセイユ移籍が決定しました。
本来なら海外移籍おめでとう!と祝福されて送り出されるのでしょうが、当の鹿島サポは「中田氏ね!」と荒れまくっているようです。
それはチームにとって大きな痛手だからというだけではなく、今回の移籍によって鹿島に入ってくる移籍金が全く無いからです。

サッカー選手が移籍する際には、その選手の年俸や残りの契約年数、年齢などによって移籍金が発生します。要するにその選手を引き抜く分の穴埋めですね。
よく海外サッカーで「○億円で移籍」と報じられているのは、選手が貰う金額ではなくチームに支払われる額なのです。

今回の場合、去年一杯で鹿島との契約が満了していたため鹿島には一円の移籍金も入ってきません。
鹿島側は中田の移籍そのものには理解を示していたものの、タダで出て行かれては大きな損失になるため契約を延長するように再三交渉し、中田側も大筋で延長合意に達していました。
ところが中田とその代理人は手のひらを返したかのように契約延長を撤回し、今回の無償移籍となったわけです。

もちろん移籍のルール上では、中田は何も違反していません。
しかし今まで育ててもらったクラブに後ろ足で砂をかけて出て行くような真似をされては、応援してきたサポーターにとってはたまった物ではないはずです。

レイソルの選手が海外移籍するときは、そんな揉め事を起こさず気持ちよく行って欲しいものだなーと今回の騒動を傍から見ていて思いました。

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